「わかる」を「できる」に変える 実践経営パートナー

噂の存在

2013年最初のブログ更新になります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始に2013年の計画を練られた方も多いのではないかと思います。
その際に一番大事なことは何でしょうか?

人は社会の中で生きています。
その中で価値ある存在であるためには、
何らかの役割を果たせる力が必要です。
その役割範囲を広げていくことが成長です。

生まれたばかりの時は、自分では何もできません。
食事を与えられ、泣くことでしか人にものを伝えることができない。
成長するにつれ、自分で食事が食べられるようになり、
食卓を盛り上げたり、自分で作ったり、新たな役割を担っていきます。

経営や仕事も同じです。
まずは、「ここは私に任せなさい」という専門性を身につけることです。
専門性には「深める方向」と「広げる方向」の二種類があります。
深めるだけだと、環境の変化に対応して価値を提供できなくなります。
広げるだけだと、あまり価値がつかない中途半端な専門技能になります。

 

例えば、営業のプロジェクトの事例で考えてみると、
若い営業マンの中には「給料が安い」「仕事が面白くない」と不満を抱え、
中には転職を考える人もいたりします。
原因は専門性が低いこと、実力が無いことなのです。

営業に必要なスキルは幅広いものです。
有効な情報を集めてくることや
既存顧客との関係を深めることもあり、

新規開拓だけが全てではありません。

営業上のプロセスで分ければ、
オープンドアーが得意な人もいれば、
クロージングが得意な人もいるでしょう。

人は個性があるので、どれも苦手ということはあまりありません。  
チームで営業をしているのであれば、
苦手な分野は誰かに補ってもらうこともできます。
まずは、自分の得意分野に磨きをかけること
次に得意分野を活かしながら、周辺領域を広げることです。

何かに打ち込んで一つの道を究めれば、
他の分野でも成功できる確率はぐんと高まります。
 どこまで極めれば良いのかというと、
人から噂をされる水準です。

これからの時代は、専門家がチームを作り、
新たな価値創造の取り組みをする機会が増えます。
「あの分野ではあの人(会社)」と評判になっていることが
活躍する上で重要になっていきます。

「自分の専門性を深めるポイントはどこか?」
「自分の専門領域を広げるヒントをどこで探索するのか?」
 上手く自分の個性を尖がらせて欲しいと思います。

皆様の2013年が素晴らしい年になることを祈っております。

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