「マタイ効果」って聞いたことありますか?
(前回のブログに書いたことに関連するので書いてみます)
「最初に一歩リードすることで、その後継続的に恩恵を受けることができる」
ということがあるようです。
これをよく表しているのが、
「プロスポーツ選手の生れ月」です。
例えば、日本のプロ野球選手の誕生月は
1950年~2007年の統計をとると
4月615人
5月569人
6月517人
7月555人
8月506人
9月447人
10月404人
11月325人
12月303人
1月360人
2月300人
3月251人
となるようです。
明らかに早生まれ(1月~3月生まれ)が少ない。
その原因は皆さんの想像の通りです。
同じ学年の中で月齢が早いと、
リトルリーグなどで活躍できるチャンスが大きく、
監督からは誉められ、ますます頑張れるでしょうし、
その後もスポーツ推薦で良い環境でプレーし、
ドラフトでも目に留まり次のステージに進んでいけるのです。
他のスポーツ界でも同じ現象が起きています。
学年が1月で切り替わるカナダでは
1月~3月生まれのアイスホッケー選手が多くなっています。
大リーガーに8月生まれが多いのも、制度の影響です。
音楽の世界
グルメの世界
お金の世界
オタクの世界。。。
どんな世界にもありそうですね。
世の中には何らかの制度が必要ですし、
全ての人は平等ではないというのが真理のようです。
そういうことを分かった上で人生を楽しめば良いのです。
(上の数字からは「そのハンデを乗り越えて成功している人も沢山いる」とも言えます)
多くの組織で変革プロジェクトを実施した経験から言うと
「マネジメントの視点」を早期に学ぶことでチャンスが広がります。
若い頃から「どうすれば人を動かすことができるのか」というテーマを
探求している人が非常に少ない分、チャンスは多くあります。
「自ら人を動かす機会を作り、人を動かす腕を磨き、
その腕を見出され、活躍の場を広げていく」
ということは意図的にできます。
マネジメントとは
「人を通じて物事を成すこと」です。
「知識を具現化すること」です。
人を動かすには何が必要か?
知識を具現化するためにはどうすれば良いか?
人間や歴史を学ぶことが必要です。
周りの人の知見を取り入れることが役立ちます。
自分の人生を眺めた時に、
「今から学んでおくと良いこと」は
インプットとアウトプットを繰り返していきましょう。
「誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる
(マタイによる福音書25・29)」