GWを過ぎると『5月病』という言葉が耳に入ってきます。
一般的には、新入社員や新入生が新しい環境になじめずに
精神的に参ってしまう症状の事を言いますが、
別の意味での5月病もあるので紹介してみます。
『新年度を迎えやる気に満ちていた社員が
いつの間にか その情熱を失っている』
そんな状況は身の回りにありませんか?
最近私の身の回りであった事例を上げてみると、
◆新天地に赴任したある部門長の方は ◆ある新任管理職の方は 現地の問題をあぶり出し、 |
理由はどうあれ
どちらも「現場から目が離れている」事例です。
これは「普通の職場」への第一歩です。
精神的に弱っているわけでもないですし、
仕事への直接的な悪影響も見えませんが、
情熱レベルが下がってきている事例です。
完璧に現場を見る必要はなくて、
極論すれば、懸命に見ようとしていることで十分なのです。
物理的に見れないこともあります。
現場に「見てもらえている感」があれば、手を抜きません。
良い仕事をしようと頑張ります。
そして、現場からの情報が上がってきます。
継続的に成果を出しているマネジャーは
「最近、単純ミスでのクレームが増えてきよった。目を離しとる証拠や」
「全員の分はとても見れないけど、
『今月はこいつ』と決めて営業日報を見続けてます」
などと『現場の実態を捉えるアンテナ』を持っています。
簡単にできることを上げると
顧客名簿や組織図を眺める時間を持つことです。
「現場の実態がイメージできない」
「現場の声が分からない」
まずはそこに気がつくことです。
野球でも落球やトンネルは目を離したときに起きます。
目が離れ出す瞬間に気をつけましょう。