最近、人とのご縁が繋がる事が多く不思議な感覚です。
前職(コンサルティングファーム)と前々職(建設会社)の同僚が繋がったり、
別の仕事が別の仕事の人と繋がったり、
スティーブ・ジョブズがスタンフォード大でのスピーチで
”conecting the dots”という話をしたのは有名な話ですが、まさに点は繋がります。
ジョブズは点(dots)を一人の人生の中での経験という意味で使っていました。
過去の経験が後になって予想もしない役立ち方をしたことを語っています。
そして、こう言っています。
「先を見通して点を繋ぐことはできない。振り返って繋ぐことしかできない」
しかし、見通すことはできなくても、
全くの偶然で繋がっているわけではないのです。
「なぜ点と点は繋がるのでしょうか?」
自分の友人の中にある「自分という人間と過ごした経験」
と置き換えた場合も同じようにことが言えます。
一緒の時間を過ごしているときに、
将来どこでどう繋がるのか?
なんてことを考えながらお付き合いをすることはありません。
ただ、その時に自分という人間を正直に表現しているかどうか。
自分の拘っていること=軸(バリュー)を持っているかどうか。
そんなことが大事なのだと思います。
自分を表現する方法はいろいろあります。
何かを主張するだけではありません。
どういう振る舞いをするかが雄弁に物語ってくれます。
自分の拘っていること=軸(バリュー)があれば、
その人のアウトプットにそれはにじみ出ます。
そして、人はその軸を記憶します。
組織を率いる時にも同じことが言えます。
多様性を求める一方で、メンバー間をつなぐ軸(バリュー)は必須です。
どのメンバーとどのメンバーが繋がるのか、
どのメンバーが世の中の誰と繋がるのか、
全てを設計することはできませんが、
軸(バリュー)をしっかり持つことで点は繋がっていきます。
あなたのチームの横串は何でしょうか?
良寛さんのこんな詩があります。
花無心にして蝶を招き |
軸があれば、繋がる人とは勝手に繋がるのです。
軸があれば、その軸の周りに必要なものは集まってくるのです。
あるがままの自分で居続けることが大事なのです。
スティーブ・ジョブズの映画早く観たいですね。