言葉を増やす

2014年にチームの力量を上げていこうと考えているマネージャーに、
「言葉を増やしましょう」
ということをお伝えしたいと思います。

ある部署で1年間の振り返りが発表されました。
「コミュニケーションが悪かったので、今年はコミュニケーションを強化する」
「去年は部下のフォローが不十分だったので、しっかりフォローする」
などという言葉が並んでいましたが、
実際に「どんなコミュニケーション」「どんなフォロー」が必要なのか、
この報告からは分かりませんでした。

実際に、こういう振り返り水準の組織では、
具体的な改善策が実行されません。
結果、毎回同じような振り返りが繰り返され
真面目に仕事をしているにもかかわらず、PDCAは空回りを続けます。

言葉の量は文化の水準を表します。
例えば、色の種類でもそれを専門に扱っている画家であれば、
微妙な違いの色を区別して使っています。
料理家の味の種類や音楽家の扱う音色の種類も豊富なことは想像できるでしょう。
これが技を磨いていくうえで重要になります。

組織の力量を上げていくときも同じです。
先ほどのような振り返りがあった時には、
「どんなコミュニケーションが不足していたのか?」
「どんなフォローをもっとできればよいのか?」
を問いかけて具体化し、言葉を増やしていくのがリーダーの役割になります。

実際に言葉が少ない組織では、
問いを投げかけるだけでは不十分です。
「できない理由を考えず、できる理由を考えろ」
ということを納得させたとしても、少ないボキャブラリーでは思考が進みません。
そういう時は、「言葉を貸す」ことが必要になります。

コミュニケーションをする際には、
・伝えるべきメッセージを明確にできたか?
・伝えるためのメッセージの根拠は用意できたか?
・相手が聴く耳を持つように、会話の最初に位置づけができたか?
・相手の意見に耳を傾けて、その真意や感情を読み取れたか?
・相手の関心に即した話し方ができたか?
などの視点がありますが、
これを持たせて、考えられるようにすることが必要なのです。

言葉は各人が使っていかないとすぐには増えません。
レポートを書かせたり、
ミーティングで発言させたり、
その内容を質問によって深掘りしたり、
というアウトプットを繰り返すことで身につきます。

2014年チームの力量を上げようとするマネージャーは
自分のチームの扱っている言葉に着目してみると
取り組むべきことが見つかるかもしれません。

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