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『組織の「成長」と「成果」をもたらすマネジャーの教科書』を発売いたしました

4月8日に『 組織に「成長」と「成果」をもたらすマネジャーの教科書 』
という本を出版いたしました。

組織を率いるマネジャーであるなら誰もが「チームメンバーに自ら創意工夫をして活き活きと働いてほしい」と考えたことがあるでしょう。しかしながら、現実には
「言われたことはきっちり行うが必要以上の仕事をしない」
「困難な問題に直面したら簡単に諦めてしまって粘りがない」
というメンバーの状態を変えることができなく悩んでいる声もよく耳にします。

こういったメンバーは仕事に向き合うエネルギーを失っている状態だと考えられます。例えば、あなたは階段に重い荷物を運んでいる老人を見かけたら、「お荷物を持ちましょうか」と声をかけるでしょうか?心にゆとりがあり元気な時と、思い悩むことがあり疲れ切っている時では行動が変わるかもしれませんね。人間には本来「周りの人の役に立ちたい、喜んでもらいたい」という素直な気持ちがあります。そういう気持ちがあってもエネルギーが枯渇しているとプラスαの行動は起きません。このメンバーの心的エネルギー(以後、「エネルギー」と呼ぶ)に着目し、エネルギーを高めるという観点でマネジメントを見直すと、組織の姿を良い方向に変えていくことができます。

エネルギーが充実しているメンバーは、自己研鑽に励みます。顧客の期待に応えようとします。困っている仲間を助けようとします。状況に応じて柔軟に行動を変えることもできます。そういうメンバーで溢れている組織ではビジネス上の成果も伸びていきます。
10年以上離職率が10%を下回ることのなかったのに、6%まで下がった
ビジネスモデルは変わっていないのに、売上が20%伸びた
売上100億円の企業で5億円のコストダウンができた
など、当然の結果として現れてきます。

そのような組織づくりのメソドロジーを「エネルギーを高めるための3つの原則と5つの力」として体系的に解説しています。

メソドロジー(方法論)としているのは、「手法・やり方」だけでなく、その背後にある「意味合い・考え方」を丁寧に解説いたしました。本物のマネジャーとして活躍するためには、背後にある考えこそ重要だからです。ご自身の考えと照らし合わせ、反芻しながら読んでいただけるとありがたいです。

 

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