「わかる」を「できる」に変える 実践経営パートナー

本から学ぶ

年末に『壁をうち破る方法』を上梓させて頂きます。
本を手に取って頂いた方には、何か一つでも行動に移すことを見つけて頂き、
人生の糧にして頂ければ著者としてはこの上ない喜びです。
一方で、実行力支援のコンサルタントとして、
「本を読んだだけで行動を変えられる人は少ない」ということも分かっております。
ということで、ビデオメッセージを用意させて頂きました。

それに加えて、参考図書を紹介してみようというのが今回のブログの内容です。


今回紹介させて頂く本は
『夢を叶える パリのタイユール 鈴木健次郎(長谷川喜美著、万来舎)』です。
壁をうち破って、自分の道を切り開いていった人の物語です。
よく「成功本を読んでも、真似をして同じように成功することはできない」
ということを言う方がいますが、
まさにそう感じさせるくらい何枚もの分厚い壁を乗り越えていった
鈴木健次郎氏の生き様が描かれています。

人生で何かを成す人というのは、
そういう突出した成功事例を見聞きした時に、
「自分にだってできる」と感じられる人です。
むしろ「自分の方がやっている」と考えるくらいで良いのではないかと思います。
そういう人は、主人公の人生を自分の人生に投影し、
何らかの意味を見出して、自分の人生のプラスにしていくことができます。

一方で、「自分にだってできる」と思えない方は、
常識の壁にさえぎられています。

そこは『壁をうち破る方法』の視点を活用し、
自分の人生にプラスにできることを見つけて欲しいと思います。

一つヒントを提供するとすれば、
『分けて考える』という視点です。
成功者の人生をすべて真似をする必要はありません。
「なぜ、壁を乗り越え成功できたのか?」
という要素を分けて考え、自分の人生に組み込むことができれば、
成功者の話を聞くたびに成長していくことができます。

そう捉えなおしてみると、
●絶対にできると決める
●一緒に取り組む仲間を作る
●自分に合ったロールモデルを持つ
●上司をうまく活用する
●相手が価値を感じる仕事をする
などなど、壁をうち破る要素が見つかっていきます。
他にも様々な要素が含まれていますので、
そのような「意味合い」を抜き出してみて欲しいと思います。

私がこの本で学んだことは、
例えば、中高生を育成する際の視点として、
●ステージをあがれば次のステージが見える(フィールドは段階的に広げていく)
●技能を磨く×最新の技術をとり入れないと成功しない
●能動的な受験によって門戸を開く
などがあります。

本には人が人生をかけて積み重ねてきた叡智が含まれています。
その熱量を感じて元気を出すだけでも十分かもしれませんが、
読み方次第で本の価値はぐっと高まります。

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