人間力を高める③ 〜 チャンスを逃すな

承前

ではどうすれば「人間力」は高められるのか?
ということを考えてみましょう。
ここまで紹介してきた「人間力」とは「自制力」「やり抜く力」、
そして「馴れや驕りや恐れを克服する力」でした。
これらはどうすれば高められるのでしょうか?

その教育分野での研究結果によると、
深刻に、ほんとうに失敗する可能性のある物事をやらせてみること」
だということです。
また、リクルート出身者が世の中で活躍するのは、
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
という社訓に秘訣があるようです。
自分が通用しない世界で自分を通用させるという経験が人間力を鍛えるのだと思います。

自ら創らずともそのような機会は社会の中にあります。

①社会人になった時、学生時代の論理が通用せず、苦労をする人も多いでしょう。
②子供ができれば、家庭と仕事の両立に、今までにない工夫が必要でしょう。
③管理職になった時、「自分が壁を乗り越える」だけでなく、
「他人に壁を乗り越えさせる」ということの難しさに直面するでしょう。
④さらに役職が上がった時、「直接指導できない」という環境の中で、
「他人に他人を指導させる」難しさに直面するでしょう。
⑤それだけでなく、部署が異動になれば、環境が変わります。

顧客も変われば、一緒に仕事をする仲間の特徴も変わります。
周りの人間を巻き込み、新たな環境で成果を出すには、
過去の成功体験だけでは成功しないはずです。

そのようなチャンスに、自らを変えることができるか、
状況に合わせてやり方を変えることができるか、ということです。
自分に安住を感じたら機会設定を考えてみてください。
機会を得たならば、自らを変えることを考えてみてください。
先日、子育てママたちからこんな話を聞きました。
「子供を育てるようになって急に旦那が幼く見えるようになった」と。
 それは、旦那が環境の変化をチャンスと捉えず、
自ら成長することを怠った場合にそうなるのでしょう。
変化はチャンス、ピンチはチャンスです。
「人間力を高め、何度でも挑戦していく」
ことが人生を豊かにしてくれるでしょう。

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