1を聞いて10を知る人にはどのような思考スキルがあるか?(1/3)

ビジネスにおいて、成功者の秘訣を真似たり、失敗者の教訓から学ぶことが大切です。
横展開・水平展開といわれますが、とても重要なビジネススキルです。
しかし、世間には学べる人と学べない人がいるのはどうしてでしょう?
1を聞いて10を考えられる人はどういう思考スキルを持っているのでしょうか?

横展開ができる人とできない人では、日常のなにげない問題解決の仕方が違っています。
時折、「何度言っても同じ失敗を繰り返す」と
部下が成長しないことを嘆くマネジャーがおられますが、
問題解決の仕方に問題があることがほとんどです。
例えば、こんな事例です。

 デジタルカメラで世界首位のCanonは「キヤノン」が正確な名称です。
 しかし、ある設計担当者は図面に「キャノン」と記載してしまっていました。
 そこで、マネジャーから「Canonは『キヤノン』と書くんだよ」と指摘がありました。
 この設計担当者は何を学べていれば良いでしょうか?
 ①「Canonは『キヤノン』と書く」という具体例を覚えただけなのか、
 ②「小文字には注意」という教訓を得たのか、
 ③「企業名は必ず正確にチェックすべし」ということを学んだのか、

どうでしょう?
①だと、同じ間違いを繰り返しそうですし、
②だと、「富士フイルム」は間違わないかもしれませんが、
「鹿島建設(カジマケンセツ)」を「鹿島建設(カシマケンセツ)」と、
発音に関して間違えるまで気がつかないかもしれません。
具体的なフィードバックは分かりやすいのですが、
大事な「(目に見えない)教訓」を見落とすリスクがあります。

この事例は、当たり前すぎて、
「そんなこと当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、
そう思われた方ほど、しっかり問題解決できていないことが多いので要注意です。
なぜなら、「そんなこと当たり前じゃないか」といちいち説明・確認しないからです。
この事例でお伝えしたいことは、
本当に解決すべきは「考え方」や「行動様式」という目に見えない部分だ』
ということです。具体的な問題解決を繰り返しているだけで教訓を学べていないと、
「何度言っても同じ失敗を繰り返す」ということになります。

つづく

SNSでフォローする