「わかる」を「できる」に変える 実践経営パートナー

機会を創る

最近、素晴らしい言葉だなと改めて思っているのは
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
というリクルートの旧・社訓です。
自分の身に置き換えて考えやすく、行動指針として素晴らしいと思います。

GWに入り、久々に釣りに行きました。
銭洲という漁場に行ったのですが、
「銭になる魚が沢山いる」ことから名付けられた場所で、高級魚が沢山います。
伊豆半島の土肥から出船し、4時間くらいで到着するのですが、
今までに釣ったことのない魚と巡り合うことにドキドキしました。 

それだけ魚影の濃い場所で釣りをすると、多くの魚を釣ることができます。
そうして多くの経験値を積むと、釣りがどんどん楽しくなって上達していきます。
これって「良い機会」だと思いませんか?
釣り好きなら「皆行けば良いのに」と思うかもしれません。
しかし、そこに辿り着くにはいくつかの条件があると思います。

まず、そこに行くには「連れて行ってくれる人がいると早い」ということです。
いきなり飛び込みでもよいかもしれませんが、
何を用意し、どんな準備をして、どんな釣りをするのか
熟練者から教わると早いのです。

 もう一つあげると、「投資をする」ことが必要でしょう。
この釣場では、少なからず良い道具を揃えないと戦えないので、
それなりの投資をするのですが、そこで断念している人には機会は得られません。
いかに投資を少なくリターンを多くするのかも考えるべきでしょうが、
ノーリスク、投資なしで成功することはありません。

投資をすると、継続して取り組む動機づけにもなります。
この釣りも一度行って満足であれば、
その先のステージに進むことはできません。
仲間を集めて、継続的に活動するチームを作ったり、
自らが変わるまで続けるための環境を整えたりすべきです。

そう考えると、自らに機会を与えるポイントは三つ上げられます。

①『密度の濃い時間が得られる場を選ぶこと
今、密度の濃い時間を過ごせる場にいるでしょうか?
これは「忙しくする」ということではなく、
ある物事に対して、「
熟慮し、実践し、結果から学びを得る高速サイクル」
が回っているということです。

自分が集中すべきことに集中できていないときは
他の仕事を減らす工夫が必要だったりします。
同じ境遇の仲間を集うと、密度を高めることもできます。
密度の高め方に一工夫できることはないでしょうか?

②『自分より先を進んでいる人から学ぶこと
俗にいう「メンター」を得ることです。
「上の人脈」と言ってもよいかと思います。
いくら密度が濃いと思っていても、
素人集団の中での自己満足では話になりません。
一流の人から学ばないと一流にはなれません。

「この人は!」と思う人がいたら、
教えを請えばよいのです。
社内にも社外でも良いのですが、そういう存在はいるでしょうか?

③『必要なものには思い切って投資をすること』 
最後に『投資をする』というのは
単に金銭的な投資だけにとどまりません。
時間の投資も大切です。

何かにお金や時間を投入するという事は
別のものに対する投資を減らすことになっています。
必要なものに投資をすることができているでしょうか?

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